先日、ジモミヤを使って久々に宮崎観光ホテルに泊まって来た。
このホテルは、知る人ぞ知る宮崎市の老舗ホテルで、1954年の創業以来、国内外からたくさんの宿泊客を迎えてきた(国際会議も多数開催されている)。1958年に昭和天皇皇后両陛下がご宿泊されて以来、皇族の方々も多数ご利用されており、伝統、格式、おもてなしを大切にしたホテルとしての評判も高い。
…と言っても、敷居が高すぎて一般人が利用するのに躊躇する、というわけではない。特に、ホテル内のレストランは人気が高く、宮崎牛鉄板焼きの「みやちく」やバイキングの「一木一草」は超有名である(今回の主な宿泊目的は、両方のレストランを利用することだった)。
1993年に開業した東館
…さて、今回、事情があって直前予約で2連泊することになったのだが、なんと「ユニバーサルルーム」しか空室が無いではないか。
宿泊したいのは山々だが、今まで「ユニバーサルルーム」に泊まったことがなく、予約していいものか大変迷った。ネット情報を探しても見つからない。
最後はホテルに直接電話を入れて、一般人でも宿泊していいことを確認したうえで予約を入れた。
「ユニバーサルルーム」は、障がい者が利用するものといった偏見を持つ人が多いのだが、実際は「すべての人が使いやすいように配慮された部屋」を意味するので、本来、躊躇する必要は全くないのだ。
…と言うことで、ここでは、宮崎観光ホテルの「ユニバーサルルーム」がどんな部屋なのか、主に健常者目線で予約を検討されている方のために解説してみたい。
ホテルのあらまし
まずは簡単にホテルの基本的な情報を示しておく。
基本情報
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- 場所: 〒880-8512 宮崎県宮崎市松山1-1-1(←Googleマップが開きます)
- 電話: 0985-27-1212
- ネット予約: ホテルのホームページ(ボクは「じゃらん」を利用した)
- 駐車場:立体駐車場で374台収容可。料金は900円/台だが、チェックイン後は何度でも車の出し入れが出来るので連泊に有利。
- チェックイン: 15:00
- チェックアウト: 10:00
アクセス方法と所要時間
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- JR宮崎駅[西口]から徒歩約17分、車で5分。
- 宮崎ICより車で約10分
- 宮崎空港から車で約15分、
- バスの場合、橘通1丁目で下車、徒歩10分
建物の構成
比較的リーズナブルなWEST WING(西館)と、エグゼクティブフロアを備えるEAST WING(東館)からなり、客室のほか、天然温泉、レストラン、大宴会場、チャペルといった施設も備えている。
※宮崎観光ホテルのHPより
レストラン
宮崎観光ホテルには、以下のレストランや料亭がある。いずれもオススメだが、特に、前述したように、「みやちく」と「一木一草」は有名で、県内でも大人気だ。
- 食彩健美 「一木一草」(西館2階。ビュッフェ形式のレストラン。大淀川を眺めながら、宮崎の郷土料理や季節の料理が堪能できる)。
- はな花(2022年8月時点で休業中)
- モダンフレンチ 「ディアマンルージュ」(全面ガラス張りの眺望を楽しめるフランス料理店)
- 宮崎牛専門店大淀河畔「みやちく」(西館2階。大淀川の景色を目の前に眺めながら、「宮崎牛」の鉄板焼きが楽しめる)。
- 料亭「山吹」(和食専門の高級料亭)。
- メインバーリビバー(大淀川の夜景を楽しいながら、各種アルコールを堪能)。
- ティーラウンジ「ひまわり」(くつろぎのラウンジ。オリジナルブレンドコーヒー、クラフトビール・オーガニックドリンクなど)。
温泉露天風呂「たまゆらの湯」
この温泉の最大のウリは、開放的な露天風呂だろう。岩風呂の雰囲気が、まるで秘湯のようで、旅の疲れを癒してくれる。
※宮崎観光ホテルのHPより
- 営業時間: 外来者 15:00~22:00(最終受付21:30)、宿泊者 6:30~9:30(最終受付9:00)、15:00~23:00(最終受付22:30)
- 入浴料金:宿泊客は無料(入湯税別)。外来は、大人:1,000円(税込)、 65歳以上:850円(税込)、 小人(3歳~12歳):500円(税込)
- 泉質:弱アルカリ性ナトリウム塩化物温泉(含ヨウ素)
※当面の間、サウナ室は中止。露天風呂・内湯は通常営業
ユニバーサルルームはどうなっている?
(左の写真)エレベーター(5階)の様子、(右の写真)エレベーター(5階)から降りて正面
(左の写真)部屋の入り口、(右の写真)内側から見たところ







個別に見ると、こんな感じだ。
泊った感想
結論を言うと、大満足だった。
その理由は、上に挙げた内容の繰り返しになるが、とっても広々としていること、部屋が(新築みたいに)綺麗で落ち着いた雰囲気を醸し出していること、装備が充実していること、ハートフル設計であること(健常者にもやさしい)、そして、これだけ素晴らしい部屋なのに同ホテルのツインルームの中では価格が最安なこと(安かろう悪かろうの想像は見事に打ち砕かれる)、つまりコスパが尋常ではないほど高いのだ。
ただ、1点だけ注意点を挙げると、〝エントランスの照明が消えない”ことだ。一晩中、下の写真の明るさの中で過ごさなければならない。
どうしても気になる人は、アイマスクの持参をお勧めしたい。
おわりに
以上、本記事では、宮崎観光ホテルの「ユニバーサルルーム」がどんな部屋なのか、主に健常者目線で予約を検討されている方のために解説してみた。
今日でも(2022年8月後半)、朝食付き(2名)で、20,416円~(ジモミヤを使うとクーポン代を差し引いて実質2,416円~)で泊まることが出来る(じゃらんの例)。
これに、ミヤチクディナー等が加われば、最高の夜を味わうことが出来るかも知れない。
おわり
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