「高鍋湿原」で、初夏の訪れを告げる「ハッチョウトンボ」に会って来た

散策

久々のブログだ。

実は、あーだこーだ色々あって、しばらく筆が遠のいていた(言い訳がましいので、詳細は省略)。

さて、今回紹介するのは、高鍋町上江の「高鍋湿原」だ。4月~10月のみ限定公開されている貴重な湿原で、湿地特有の植物や昆虫が数多く生息している。

この湿原は、コロナ過で長らく閉鎖されていたのだが、今月初旬から「ハッチョウトンボ」(日本一小さなトンボらしい)が舞い始めたとの情報を耳にし、「会えたらラッキー」…と淡い期待を抱いて👹と行ってみた。

一昨年に訪れた時は、「閉鎖中」の表示にがっかりしたので、「今度こそ!!」である。

 

 

…..さて、前置きはこれくらいにして、以下紹介していこう。

「高鍋湿原」の基本情報

場所高鍋町大字上江字高平(←Google mapが開きます)

アクセス 国道10号線高鍋町内交差点から県道44号線へ曲がり、西都方向へ4km「めいりんの湯」から右折。

駐車場 あり(50台くらい)

電話 0983-23-3326(高鍋町教育委員会社会教育課)

公開期間 4月~10月

開園時間  9時~17時(7,8月は18時まで)

定休日 なし

入場料 無料

 

「高鍋湿原」のあらまし

先ずは、「高鍋湿原」について簡単に説明しておこう。

この湿原は、県営高鍋防災ダム工事で表土を削られた所に周辺の林や沢から水が流れ込んで湿原となったもので、町の西部の海抜約60メートルの高台に位置している。東部と西部に分かれており、両湿原遊歩道はトンボの橋で結ばれている。自生している植物はサギソウ、ミズギボウシ、ミミカキグサ、ヘビノボラズなど400種近くだ。大陸系の寒地性の植物が多いのが特徴で、南限といわれる植物も多数ある。昆虫では、日本産では最も小さいハッチョウトンボのほか、ハラビロトンボ、コノシメトンボなど数多くのトンボが飛び交っている

「高鍋町役場社会教育課HP」より抜粋

 

散策スタート

以下、写真で説明する。

駐車場はかなり広く、50台くらいは停められそう。この日はボクら以外に2台しか止まっていなかった。平日だと貸し切りが多い印象だ。

 

ここが開いていればOK。歩行者以外は立ち入り禁止(自転車もダメ)。

 

ゲートを入って直ぐ左に管理事務所がある。中には休憩所もあって、壁には詳しい説明板がかけてあった。

 

管理事務所を過ぎると直ぐ右手に「東部湿原」が広がっている。ここには、ヒメノボタンの群落があり、8月に紅紫色の花を咲かせるらしい(ヒメノボタンのヒメは、小さいという意味)。

 

湿原の上に観察道が巡らされている。吊り橋の様な歩行感で歩きやすく、散策路としても凄く気持ちが良い。

 

観察道から400種類以上の植物を見ることができる。左はガマズミ、右はネムノキ。ガマズミは、秋には赤い実がなる(表面に粉が吹けば生食可能)。ネムノキは、夜になると葉が閉じて、その姿がまるで眠っているように見えるのが特徴(就眠運動と言うらしい)。

 

 

「東部湿原」を出てすぐ先に「とんぼのはし」がある。

 

ココを渡ると…

 

「西部湿原」の入り口に到着する。

さてさて、目的の「ハッチョウトンボ」に会えるかな?

 

入り口からしばし直線の観察道を進むと…

 

目の前に「西部湿原」が飛び込んでくる。「東部湿原」よりも広々とした印象だ。ここの観察道は円状に張り巡らされていて、ちょうど反対側に「ハッチョウトンボ」が生息している(観察時期は5月~9月)。

 

1匹見つけた!! 写真にすると見えにくいけど、元気に飛んでいる。え?分からない?

…それもそのはず、「ハッチョウトンボ」は日本一小さなトンボで(世界最小と言う説もある)、体長は2センチにも満たないのだ(1円硬貨に隠れる小ささ)。

 

拡大すると、こんな感じ(頑張った)。

オスは鮮やかな赤。メスは茶褐色で縞模様。写真はおそらくオスだろう。

「ハッチョウトンボ」の由来は?:名古屋市の矢田川付近の鉄砲場八丁目によく見られたことからこの名が付いたらしい(「高鍋町役場社会教育課HP」より)。

 

 

もう1枚。こっちの方が綺麗かも?

ハッチョウトンボの詳細について興味のある方はこちらをクリック(※Wikipediaが開きます)

 

おわりに

今回は、宮崎県高鍋町の素敵な散策スポットの一つ「高鍋湿原」と、ここのウリ「ハッチョウトンボ」をメインに紹介した。

前にも言ったかも知れないが、トシをとると、このような四季折々の自然に思わず感動したり、しばし見入ってしまうことが多くなった。果たして気持ちにゆとりが出来たのか、それとも単に「ジ〇イ」になっただけなのか?

 

…まあいいや。

これからも、気が向いたらこんな感じで宮崎の「散策」のスポットを記事にしたい。

 

 

 

 

おわり

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