もう有料のセキュリティソフトはいらない | パソコン付属の「Windows defender」は凄く優秀!!

雑記

いきなりだが、皆さんは、パソコンに「有料のウイルス対策ソフト」をインストールされているだろうか?

例えば、以下の様なソフトが有名と思う。

 

 

ボクは、何れもインストールしていない

 


え?…バカなの?

 

…とか言われそうだが、今回は、そんな皆さんに❝驚きの事実❞をお知らせしよう。

 

有料ソフトをインストールしない理由は、表題にもある様に、最初から付属している「Windows defender」で十分、

…というか下手な有料ソフトよりも優秀だからである。

この事実、パソコン博士TAIKIさんのYouTubeチャンネルを見て始めて知り、ビックリした。

 

…ということで、今回は「Windows defender」が優秀な証拠を挙げてみたい。

本記事は、データを最新にアップデートした以外、主としてパソコン博士TAIKIさんの情報を参考に書いている。

 

セキュリティソフトの優劣を知るには?

セキュリティソフトの優劣を知るには、同じ土俵で性能を戦わせるのが一番分かりやすい。

勿論、その土俵には高い信頼性が求められるが、第三者検証機関として、オーストラリアの「AV comparatives」とドイツの「AV TEST」が有名どころらしい。

自社の製品に自信がある会社は、これらの検証機関に〝有料で”検証依頼をしている。

つまり、セキュリティソフトのオリンピック(果し合い?)の様なものだ。

 

当たり前だが、自信の無い会社は、このような「果し合い」に、わざわざお金を出してまで出てくることはない。最初から負けると分かっているで、当然と言えば当然だろう。

…つまり、少なくも現時点では、これら第三者機関の検証結果は最も客観的で信頼性が高い、と言って良いだろう。

「AV comparatives」による検証結果を見てみると?

早速、検証結果に入る。

…ここでは、「AV comparatives」による最新の検証結果(「Business Security Test 2022 (March – June)」)を見てみよう(2022年3~6月期分)。

参加機関は?

参加機関(セキュリティソフト)は以下のとおりだ。

文字が小さいので、簡略化して書き起こすと、…

Acronis、Avast、Bitdefender、Cisco、CrowdStrike、Cybereason、Elastic、ESET、G Data、Kaspersky、Malwarebytes、Microsoft、Sophos、Trellix、VIPRE、VMware、K7, WatchGuardの計18社だ。

 

これらのうち、日本ではESET(スロバキア)Kaspersky(ロシア)あたりが有名どころだが、無料のAvast(チェコ)が参加しているのが何気にスゴイ。そして、Microsoft、コレが今回の主役「Windows defender」である[※ちなみに、TREND MICRO(日本)、Norton(米国)、McAfee(米国)は参加していない。…理由は、…察してください]。

※ Microsoft Windows defender
Kaspersky(ロシア)についての情報:2022年のロシアによるウクライナ侵攻を受け、アメリカのFCCは、Kasperskyを国家安全保障上の脅威と見なす企業のリストに追加した。ドイツでも使用変更が推奨され、イタリアでは個人情報取扱い調査が開始された。日本のNTTも、グループ各企業での使用を取り止めた(Wikipediaより)
※上の理由により、Kasperskyは、ここでは比較対象から除外する。

…と言うことで、項目別にみてみよう。

 

ウイルスをどれだけ除外した?(2022年3月~6月)

以下は、「ウイルスをどれだけ除外したか」の検証結果である。

上図のバーを説明すると、以下の様になる。

  • (Compromized): ウイルスの侵入を許した割合(%)
  • 灰色(Blocked): ブロック率(%)
  • オレンジの折れ線(False Positives):誤認識率(%)

…以上を分かりやすく説明すると、赤のバーとオレンジの折れ線が小さく、灰色の部分が大きいほど「優秀なセキュリティソフト」、ということになる。

これを理解したうえで、Microsoft(Windows defender)のブロック率(灰色)を見ると、99.6%と完ぺきに近い。ウイルス侵入率(赤)も0.4%と皆無に近く、誤認識率(折れ線)も3%と極めて低い(5%未満が最高点)

ちなみに、ESETやavastも同様に良いスコアであった(それぞれ、ブロック率が99.6%、99.5%、ウイルス侵入率が0.2%、0.4%、誤認識率が0%、1%)。

 

マルウェア防御テストの結果は?(2022年3月)

次の表は、マルウェア防御テストの結果を示している。ちなみに、マルウェアとは「悪意のあるソフト」の事だ。

ここでも、同様にMicrosoft(Windows defender)のブロック率(灰色)を見ると、99.8%とほぼ完ぺきだ。

ちなみにAvastも99.8%と同じだが、ESETは98.2%とやや見劣りする。

 

以上の結果から、Windows defenderが非常に優秀であることが証明された

…と言って良いだろう。

果たして承認されたのか?

AV-Comparatives によって「承認済み」を勝ち取るには、少なくともウイルス除外率」と「マルウェア防御率」 が90% 以上なければならない。また、パフォーマンスの影響スコアが 40 未満であることも条件である。

結果は以下のとおり、Microsoft(Windows defender)は見事に承認されている(ウイルス除外率とマルウェア防御率のいずれもほぼ100%なので、当たり前)。ちなみに、上記では触れなかったパフォーマンスの影響スコアも18.8なので(40未満)、全く問題ない。

 

 

結論

…と言うことで、結論は

Windows defenderで十分(有料セキュリティーソフトは要らない)

なのだ。

 

ここまで書いても、なお半信半疑な方が多いだろう(ボクも最初はそうだった)。

…そんなあなたのために、もう一言だけ。

Windows defenderが優秀になったのは、ここ最近のことなので、知らない方が多いのは当たり前かもしれない。

簡単に歴史をたどると、Windowsは2004年にセキュリティー技術のノウハウを手に入れたのだが、当初はスパイウェア対策ソフトとしての性能しかなかった(中途半端)。その後、WindousXP時代のプレリリースを経て、Windows7で初めてWindows defenderが標準搭載されたのだが、当初の検出率はイマイチだった様だ(有料ソフトに負けていた)。さらにその後、Windowsの圧倒的な情報収集力を背景に急ピッチでソフト開発が進められ、Windows10の時代に入って半ば以降、今回説明した性能に到達した様だ(詳しくはパソコン博士TAIKIさんのYouTubeチャンネルをご覧ください)。

…このように、Windows defenderが他の有料ソフトに追いつき、追い越したのはごく最近の事なのである。

 

おわりに

すでにお分かりいただいていると思うが、念のため、最後にもう一度…

「Windows defender」は、Windowsに標準搭載されている「無料で利用できる」セキュリティソフトである。

…つまり最初からパソコンに入っているのだ。

良く分からない方は、試しにパソコン右下のインジケーター(^)をクリックして欲しい。以下の赤で囲んだアイコンが現れるはずだ。


↑ コレが「Windows defender」

 

※最後に「Windows defender」を使うための重要な情報を…

皆さんのパソコンそのままの状態では「Windows defender」が働かないことがある。具体的に言うと、始めから有料ソフトが入っているときは遠慮して出てこないらしいのだ(我が家の👹みたいに奥ゆかしい)。…このあたりの詳しい解説は、パソコン博士TAIKIさんのYouTubeチャンネル(後半部分)で詳しく説明されているので、ご視聴されたい。

 

 

おわり

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