一昨日は、久々に「馬ケ背」の絶景を見たくなり、👹と県北に向かった。
…しかし、着いてみたら「工事中のため3月いっぱいまで立入禁止(2022年)」の看板が…
そんな情報はなかったのに…がっかり(往復4時間が無駄に…)
他にどこか行くところは無いか、…と考えをめぐらした結果、そういえば「美々津(みみつ)」に行ったことがないことを思い出した。
いつかは訪れてみたいと思っていたのだが、宮崎に生まれ育ちながら、実は一度も訪れたことがなかかったのだ(恥)。
…で、訪れてみたら、想像以上に魅力的な場所なのにビックリ!!
…ということで、今回は、美々津散策の記事を綴ってみたい。
概要
「美々津」は日向灘に面する港町で、初代天皇となるカムヤマトイワレヒコノミコト(神武天皇)が東へ向けてお舟出した場所という伝承が残っている。
江戸時代から大正時代にかけて、関西方面との海運のために「廻船問屋」が栄え、「美々津千軒」と呼ばれるほどの多くの町家が軒を連ねていた。
その後、鉄道の開業に伴い廻船業は衰退したが、この界隈は今もなお静かな佇まいを残しており、江戸期の町家が残る国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。
レトロな雰囲気が漂う町並みには、古民家を改築したカフェやゲストハウスなどがあり、当時を偲ばせるさまざまなアイテムが訪れる人々の郷愁を誘う(以上、肥後球磨門さんや日向市観光協会のブログを参考に記述)。
美々津の町並みの詳細は、以下のマップを参照(日向市観光振興課HPより)。
訪問に必要な情報
①場所 日向市美々津町中町3244 (←Google マップが開きます)
②問い合わせ先 0982-55-0235(日向市観光協会)
③入場(場)料 無料(歴史民俗資料館のみ220円)
④アクセス JR日豊本線「日向市駅」から車で約20分、東九州自動車道「日向IC」から車で約15分
⑤駐車場 美々津の町並みの南側にある「美々津海岸観光駐車場」に駐車させてもらった。ここから町並みまで徒歩5分くらい。案内が無いので大変分かりにくかった(トイレはココで済ませておいた方が良さそう)。
「美々津海岸観光駐車場」はこんな感じ(平日のせいか、ほとんど車が停まっていない)。
写真で紹介
以下、写真で紹介しよう。
「美々津海岸観光駐車場」脇に町並みガイドマップがあり、ここで概ねの行程が把握できる。
町並み入口付近の看板。大きく「上町通り」、「中町通り」、「下町通り」に分かれている様だ。
今回は、「上町通り」と「中町通り」をメインに歩いてみた。
「上町通り」の町並みはこんな感じ。古い静かな佇まいが素敵だ。建物の多くはオープンになっていて、中が覗ける様になっている。
しばらく歩くと左手に「高札場(こうさつば)」があった。…ただ、高札の名残はなかったような?
その先の右手に「お休み処」(これも伝統的建造物)があり…
左手には雑貨&カフェ「民(みん)」(これも伝統的建造物)があった…。コロナが治まったら寄ってみようかしら。
そして、突き当りに「日本海軍発祥の地記念碑」が旭日旗とともに聳え立っていた。
こんなところに(ごめんなさい!!)「日本海軍発祥の地」があるとは…驚いた!!
ココは興味深かったので、機会を見て別記事で詳しく紹介したい。
「日本海軍発祥の地記念碑」を左に進むと「立磐神社」が鎮座している(右には耳川が流れ、左に我家の👹が歩いている)。
「立磐神社」は、神武天皇が東征へお船出の際、戦勝と航海の安全を祈願した場所といわれる由緒ある古社だ(知らなかった!!)。
ココも大変興味深かったので、別記事で詳しく紹介したい。
次は、川沿いを歩いて「中町通り」に入る。この通りには、石畳みの両側に「廻船問屋」の建物がたくさん並んでいた。
建物の入口に彫刻が施されていて、何気に素敵だ。その横に縁台があって、当時の人々の交流を偲ばせる。
しばらく歩くと「日向市歴史民俗資料館」があった。入ろうとしたら、コロナまんぼうのため(2022年3月6日まで)、宮崎市から来た人は入れないとのこと。残念!!。
毎年3月の第1日曜日に、この界隈で「おひなさん祭り」が開催される。そのためか、あちこちの旧家に素敵なひな壇が飾られていた。ちなみに、今年(2022年)は、まさに本日(3月6日)に開催されている、…と思う。
「中町通り」の南端に「旧中町共同井戸」があった。美々津の古い町並みの中を歩いていると、ところどころにこのような井戸を見かける(現在も使われているか否かは不明)。
おわりに
冒頭でも書いたように、こんなに素敵な街並みが県北にあるとは知らなかった。昔ながらの佇まいを維持しつつ、しっかりと整備されている。
私的には、飫肥の町並みに劣らないほど魅力的で、歩いていて本当に楽しかった。
歴史を楽しみながら散策を楽しむには最高のスポットだと思う。
次回は、とりわけ印象に残った、「立磐神社」と「日本海軍発祥の地記念碑」について綴ってみたい。
おわり
コメント