歯茎が痛い!!治療顛末記(その2)|再発の巻

雑記

4か月ほど前(2022年2月)、歯茎の激痛(中切歯の下)に関する記事(顛末記)を投稿した(詳細はこちら→ 歯茎が痛い!!|治療顛末記

 

当時、歯医者さんから…

病巣をとるためには抜歯するしかないですが、そこまでは必要ないので〝だましだまし”様子を見ましょう。疲れがひどいときなどには、また同じ症状が出るかも知れません。

…と言われていたのだが、今回、それが現実におこってしまった。

症状は前回と全く同じか、それ以上。最初は歯茎の違和感から始まって、次第に痛みが激しくなり、2日後には上下の歯が触れるだけで激痛が走り、食事どころではなくなった(><)。

 


もういや!!

 

…ということで、今回は「再発の巻」である。

 

病名は?

前回も述べたが、歯茎の痛みの原因には以下の様なものがある(詳細は前記事)。

歯周病、根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)、歯根破折

 

…で、ボクの場合は「根尖性歯周炎」の様だった(病名を伝えられたわけではないが、歯医者さんの説明内容がピッタリ当てはまっていた)。

根尖性歯周炎」とは? 虫歯などが原因で根の先(根尖)の周囲にある歯周組織に生じた炎症のこと。主な原因は細菌感染。(「Mediⅽal Note」より)

 

今回の症状は?

患部は、前回と同じ「中切歯」の下だ(下図参照)。

症状の流れを時系列で示すと、以下のとおり(前回とほぼ同じ)。

  1. 6月17日:久々のヒルクライム(ロードバイク)で爽快な汗をかく(53km走行)。疲れてはいたが、その日は症状なし(ビールが最高!!)。
  2. 6月18日:夕方10キロ弱のジョギング&ウオーキング(走ったり歩いたり)。その夜から何となく患部に違和感を感じてきた。
  3. 6月19日:朝から患部の違和感がはっきりしてきた。「これはまずいかも?」と心配になり、寝る前に抗生物質とロキソニンを摂取(抗生物質は、別件でもらっていた「セフカペンピボキシル塩酸塩(フロモックスのジェネリック)」)。しかし、なんと、深夜痛みで目が覚めるほどに悪化してきた。
  4. 6月20日:痛みが激痛に変わった(患部上の歯で噛むと、やわらかいものでも飛び上がるくらいに痛い)。抗生物質とロキソニンを摂取するものの、悪化する一方。
  5. 6月21日:歯科医院にて1回目の治療(詳しくは次章にて)。
  6. 6月24日:歯科医院にて2回目の治療(詳しくは次章にて)。

 


…何となくだが、少しきつめの運動をした後に症状が出ているような???

 

治療内容は?

1回目

電話では、「現時点では、とりあえず薬を投与することしか出来ないかも?」、ということだったので、あまり期待はせずに、

とりあえず、この激痛を緩和してくれればイイ!!

…という気持ちで、診察台に腰掛けた。それほど激痛が苦痛だったのだ。

 

 

まずは、患部を見ながら…..

歯医者さん:「うーん、また根っこ付近に嚢をもってますね。空けてみないと何とも言えないけど、抜歯かも?」。

ボク: 「え?」(…少し固まる)。

歯医者さん:「差し歯を取っていいですか?」(すでに神経はなく、差し歯が入っている)。

ボク: 「え、今ですか?、…は、はい」(…恐怖で、訳のわからないレスポンスをする)。

その後、治療が始まる(詳細は以下のとおり)。

  1. しばらくは、「中切歯」(差し歯)を削って行く。
  2. 引っ張ったり、削ったりを繰り返していくうちに、差し歯がポロっと落ちる(膝の上あたり?)。
  3. 歯髄が歯の根っこまで届くように根管から針金(ファイル)を入れる(下の図を参照)。ボクの場合、今回が2度目なので、ファイルが通り切るかどうかがポイントらしく、通らなければ抜歯らしい。…しばし、この作業が続く(何となく悪戦苦闘しているような???)。
  4. しばらく後、無事に開通!!歯の根っこ周辺に溜まった膿が逆流して、放出される(何となく快感!!)。
  5. 最後に応急の詰め物をして終わり。


ファイルを入れているところ

 

歯医者さん:「良かったですねえ。これで抜歯の必要はなくなりましたよ。しばらく根管の治療に時間がかかりますが、病巣が無くなったらOKです」。

ボク: 「ありがとうございます。ホント助かりました!!」(激痛の消滅があまりに嬉しくて、少々取り乱す)。

 

…ということで、「日ごろの行いが幸いして」、抜歯を免れることが出来た(良かった~)。

 

2回目

  1. 前回同様に、根管から針金(ファイル)を入れ、根の中の感染している部分をきれいに削り落とす。2回目なので、すぐ終わった。
  2. その後、レーザー治療(以下の説明参照)。目には見えないが、患部(歯茎)外側に照射しているのが良く分かった。…というのは、ときおり「熱い!」と感じ、同時にたんぱく質の焼ける匂いがしたからだ。
  3. 最後に応急の詰め物をして終わり。この一連の治療、根っこの病巣が無くなるまで根気強く続けられる。
レーザー治療」について: 今までの根の消毒は、薬剤に頼らなければならなかったが、薬剤に頼りすぎると耐性菌といって薬剤に抵抗力の強い細菌が生まれてしまう。レーザー光は、それ自体に殺菌効果があるので、薬剤を使用しなくてすむ。また、なかなか薬剤で治らない難治性のものも、レーザー治療では短期間に殺菌することが可能。「オレンジ歯科クリニックのHPより」

 

おわりに

根尖性歯周炎に罹るまで知らなかったのだが、歯科の疾患の中で、一番痛みが強いのは「根尖性歯周炎の急性発作」らしい。ある女性は、「お産よりもいたい」といい、その痛みがトラウマになってしまう方もいるらしいのだ(原田歯科医院のHPより)。

つまり、ボクは「痛がり」ではないのだ(…どうでもいい情報だけど)。

前述した様に、まだ治療は進行中だが、たぶん、このまま順調に進むだろう(何かあったら速報版をアップする)。

 

…と言うことで、ボクの体験談が少しでも同様の症状でお悩みの方々の参考になれば幸いである。

 

 

おわり

コメント

タイトルとURLをコピーしました