歯茎が痛い!!治療顛末記(その3)|専用マウスピースを作ってもらった

雑記

これまで、2回に渡って歯茎の激痛(中切歯の下)に関する記事(顛末記)を投稿してきた。(詳細はこちら→ 歯茎が痛い!!|治療顛末記(その1))、歯茎が痛い!!治療顛末記(その2)


↑ ココ

 

…実は、隠していたわけではないのだが、これらの記事を載せる間に、右奥歯(奥から2番目)にも「激痛事件」があったのだ。


もう、ボロボロである。

 

痛みの過程は、これまで(中切歯の場合)と類似していて、当初は、違和感から始まり、1~2日後に痛みが激痛に変わるものだった(この歯で噛むと、やわらかいものでも飛び上がるくらいに痛かった)。

ただ、このケースでは歯ぐきに病巣が無いことから「歯根破折」(…一歩手前のヒビ?)が疑われた。

 

歯医者さん:「うーん、こりゃ抜歯かな。どこかにヒビが入っているんじゃ?」。

ボク: 「へ?」(…また固まる)。

…覚悟したのだが、明確には分からない様で(レントゲンでは判断できず)、数週間の根管治療の後(下図参照)、応急措置としてセメントで埋めてもらった(ボクの場合、根菅が4つに分かれており、全部に針金が通らなければ抜歯だった様だ)。

 

歯医者さん:「こんなに続くということは、歯を食いしばることが多いからかも?ロードバイクかな?」。

ボク: 「ロードバイクではないと思います」(経験上、走行中は逆に口を開けていることが多い)。

歯医者さん:「歯ぎしりしません?」。

ボク: 「…するかも」(そういえば、たまに👹から指摘される)。

歯医者さん:「ほんなら、マウスピース作りましょう」。

ボク: 「…は、はい」。

 

正直、マウスピースはいやだったが(…ボクサー用を連想)、あの激痛を考えればしょうがないかも?

 

…と言うことで、ここでは歯科用のマウスピースを作成してもらったので、使用感などを含めて解説してみたい。

 

歯科用マウスピースのあらまし

見た目は?

一般的にマウスピースと言えば、これを連想するのではないだろうか?

…違うかな?

ぼくがマウスピースを躊躇したのは、コレが理由だった。

 

 


バカなの?

 

やかましいわ‼(…小声で)

 

…で、実際はコレだった(写真はボクではありません)。

実際付けてみると、外見上は全然分からない。…と言うか👹に言わせると、違和感がないどころか、かえって付けた方が綺麗、とまで言われた。

 

メリットは?

マウスピースをはめるメリットは(特に寝るとき)、以下の4つだ。(「ハピネス歯科クリニック」さんのHPより抜粋)。

  • 歯のすり減り防止(歯ぎしりや食いしばりで歯にかかる負荷は自分の体重の2~5倍と言われている)。
  • 歯ぎしりの力を分散(1本の歯にかかる負担を和らげることができるため、歯が折れたり欠けたりする可能性が減る)。
  • 歯の位置の改善(毎日睡眠時につけると長時間矯正していることと同様になり、噛み合わせの微妙なズレを正せる)。
  • 顎関節を負担から守る(強い力で噛みしめると悪影響があるのは、歯と歯茎だけでなく顎も同様)。

デメリットは?

そして、デメリットは、以下の3つだ。(これも「ハピネス歯科クリニック」さんのHPより抜粋)。

  • 装着時の違和感(異物が入っているので最初はつらいと感じるかも?)。
  • 顎の痛みやだるさ(起床時に顎などに痛みやだるさを感じることがある)
  • コストがかかる(健康保険が使えるとはいえ、オーダーメイドになるため4,000~5,000円かかる。ちなみに耐用年数は2~3年らしい)。

 

作る手順は?

マウスピースには市販のものもあるが、ここでは歯科で作るオーダーメイドについて述べる。

市販のマウスピースは万人用に作られた柔らかいものなので、自分の歯にぴったりと合わない場合、症状が悪化することがあるらしい

歯科でのマウスピースの作り方は以下の通り。至って簡単で、ボクの場合30分くらいで終わった。

  • 型取りをする(上だけ)
  • 機械で樹脂の圧接をする(始めはグニュッっとするが、数分で固まる)
  • 余分な部分を切り取る(本人には分からない)
  • 約1週間後に完成(口にはめて状態確認、微調整を行う)

 

実際の使用感は?

以下、使用感を時系列的に述べたい。

当日

装着直後は、ものすごい違和感があった。なんというか、口の中にゴムを押し込まれたような感じだ。始めは「こっちが高い、あっちが高い」などと、歯科衛生士さんに駄々をこねてしまった。

その後は、違和感もさることながら何度も「オエッ」なってしまい(嘔吐反射というらしい)、これが結構きつかった。夜寝るときは、不安だったので口をパカッと開けたままにした(アホみたい)。

嘔吐反射の1つめのタイプは、トラウマや不安が原因になっている心理的な反応、もう一つは、マウスピースがのどの奥にある咽頭粘膜や舌根部に刺激を与えてしまうため、生理的にもよおす吐き気だそうだ「歯科オンライン」さんのHPより抜粋)。

また、発音しにくくなるという問題も感じた。特に、舌を動かして発音するタ行、サ行、ラ行が発音しにくくなった感じだ。

 

2~3日以降

徐々に違和感が無くなり、3日目くらいからは、嘔吐反射も全くなくなった。就寝時も、特に装着を意識しないようになり、むしろこれで「歯ぎしりしても大丈夫」という安心感から、安眠できるようになった気がする。

当初に感じていた何となくの「不揃い感」も、「錯覚だったのでは?」と思うほど感じなくなり、むしろ噛んだ時の「カチカチ感」が無い分、安心感を覚える様になった(特に就寝時)。

発音のしにくさは無くならないが、基本的に、就寝時と激しい運動時に装着するだけなので、何ら支障はない。

ということで、作って正解!!

 

おわりに

当初、歯科用のマウスピースには「間違った先入観」があったため、随分と躊躇してしまったのだが、今となってはもっと早く作っておけば良かったと思っている。

何より、自分では全く分からない歯ぎしりの影響を最小限に抑えることが出来るのは、凄く大きい。

ちなみに、ボクのケースでは作成費用3,500円だった(保険適用)。


…や、安い!!

 

ホント、歯医者さんには大感謝である。

…と言うことで、ボクの体験談が少しでも同様の症状でお悩みの方々の参考になれば幸いである。

 

 

おわり

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