グラフで見る新型コロナの現状(死者数に注目すると???)

雑記

連日のコロナ報道を聞くと、本当に恐ろしくなる。

以下のグラフにも見られるように、「感染者数」の増加は4月を超える勢いだ。

データ出典元: CDC · WHO · ECDC · ウィキペディア · リストをすべて表示

 

感染者数は「PCR検査で陽性が出た人の数」患者数は「その中で何らかの症状(発熱、咳など)が出ている人の数」を指す (東洋経済オンラインより)。

 

…….さて、今日の話題は、皆さんが認識されている内容とはかなり異なるかも知れない。

 

「いきなり何を言う!!」

 

と言われそうだ。

…..だが、最近、新聞やテレビで報道されている様に、ことさら「感染者数」の増減をクローズアップして危機感を議論することには、なんとなく違和感を感じている。

 

つまり、我々の命に関わる重要な数値、つまり…..

コロナで亡くなった人の数や推移

…..これが、最も重要な数字ではないだろうか?

 

 

と言うことで、ここでは、「感染者数」ではなく「死亡者数」を中心に色々調べて見た。

 

なお、前記事でも言ったように、ボクは医者ではないので、以下の記事に関して個人の意見を述べるのは差し控えたい。あくまでも、事実を述べるだけにとどめたい。

 

新型コロナと他の感染性肺炎のデータを比較してみた。
最近のニュースは、連日コロナ一色の様相だ。 宮崎市でも、この数日感染者が増え続けており、2020年7月25日時点で、累計36人となった。

日本人の死亡者数は、圧倒的に少ない

以下は、7月26日に厚生労働省が公表した新型コロナウイルスによる国別死者を示す図である。

この図に示される様に、

日本の死者数は圧倒的に少なく、欧米の100分の1にとどまっている。

…..なぜだろうか?

これに対し、国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授は、以下の様に見解を述べている。

日本人の場合、体内でウィルスが感染に十分な量に増殖する前に自然免疫で処理されている(この自然免疫が高い理由にBCG接種状況の差が考えられる)。また、欧米人に比べて血栓ができにくいことも要因として挙げられる。

また、東京大学の児玉龍彦名誉教授は、日本の患者らが新型ウイルスにどう反応するかを研究し、以下の様に見解を述べている。

日本人は以前にCOVIDにかかっていたのではないか。具体的には、COVID-19ではなく、それに似た何かが国民に「歴史的免疫」を植え付けたのではないかと考えている。

しかも、死亡者数は激減している

以下のグラフを見ると、感染者の増大は、PCR検査を受けたのはものの人数が激増していることと無関係ではなさそうだ。つまり、政府(西村康稔経済再生担当相)の、検査を受ける人が増えれば感染者数も増える、という説明は、少なくとも、このグラフを見る限り理にかなっている。

 

 

 

一方で、死亡者数の推移についても、厚生労働省はちゃんと報告している。以下のグラフが示すとおりだ。、

これを見ると、明らかに

死亡者数は、6月以降激減している。

この理由として、武田邦彦中部大学総合工学研究所特任教授は、ウイルスの弱毒化を指摘している。

 

スウェーデンの集団免疫戦略はどうなった?

ロックダウン(都市封鎖)を行わない「集団免疫戦略」を取ってきたスウェーデンでは、6月後半以降、新規の感染者数が大きく減少している。以下にコロナ発生率の推移をグラフで示す((Worldometer作成)

 

 

また、下の二つのグラフを見ると、死亡者数も、ほぼゼロに近づいている((Worldometer作成)。

これらを見ると、スウェーデンの「集団免疫戦略」は、成功だった様だ。

 

 

この結果を見ると、必ずしもロックダウン(都市封鎖)や緊急事態宣言のような方法が、ベストとは言えなさそうだ。

また、短期間にこれだけの成果が出たことを考慮すれば、経済面へのダメージも最低限に抑えられたのではないだろうか?

 

おわりに

今回の投稿は、前記事の繰り返しになるが、

今の様に、世の中が何か一方向に進みつつあるときは、一歩立ち止まって冷静になって見る

ことが必要との思いから、ささやかながら、そのきっかけを提供することを目的とした。

最後に、以下の様な視点もある、と言うことを記してペンを置きたい。

 

新型コロナ死亡者は、どんなに広がっても3800人(10万人中3人)。一方、過去の景気悪化では、自殺者が10万人当たり8人増えている。新型コロナで3人亡くなるのを防ぐために死者を8人増やすことにもなり得る(国際医療福祉大学大学院の高橋泰教授)。

 

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