新型コロナと他の感染性肺炎のデータを比較してみた。

雑記

最近のニュースは、連日コロナ一色の様相だ。

宮崎市でも、この数日感染者が増え続けており、2020年7月25日時点で、累計36人となった。

そんな中、少し冷静になりましょう、と言った声も、最近あちこちから聞かれるようになってきた[武田邦彦先生(中部大学総合工学研究所特任教授)あたりが急先鋒だろうか?]。

 

それらのうち、今日は、東京大学名誉教授、矢作直樹先生(元東京大学医学部教授、同病院救急部・集中治療部部長)の情報をベースに「コロナに関連する数字」を少し整理したので、参考にしていただけたら嬉しい(Facebookを通じて何度かやり取りをさせてもらっている、ボクが尊敬する先生だ)。

矢作先生にもこの記事をお読みいただき、ご了解を得ている(2020年7月23日)

 

なお、ボクは医者ではないので、この記事で個人の意見を述べるのは差し控えたい。あくまでも、事実を述べるだけにとどめたい。

 

ただ、世の中が、何か一方向に進みつつあるときは(良し悪しの判断は別として)、一歩立ち止まって冷静になって見ることも必要と思い、ここに投稿することにした。

ちなみに、

データは嘘をつかない

もちろん、捏造しない限り、操作しない限り…..だが、

この点だけは間違いない。

 

数字で感染性肺炎と比較してみると

死亡者数は?

新型コロナによる死亡者は989(2020年7月22日現在、厚生労働省調べ)。

一方で、感染性肺炎の死亡者数は、年間95,000(H30年)。

つまり、その差は100倍近くにもなる。

 

….で、このうち1シーズンのインフルエンザの死亡者は、3,3232018年)、3,571(2019):厚労省「「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」)だ。

また、結核による死亡者は年間1,900だ。

 

この死亡者数の違いは、医療機関が今回のコロナでのみ頑張り、他の感染症で手を抜いた訳ではない(矢作先生)

 

感染者数、患者数は?

何故か、新型コロナには感染者数の指標、他の病気は患者数の指標が用いられている。

両者の違いを簡潔に説明すると、以下の様になる。

感染者数は「PCR検査で陽性が出た人の数」患者数は「その中で何らかの症状(発熱、咳など)が出ている人の数」を指す (東洋経済オンラインより)。
つまり、両者を厳密な形で比較することはできないが、他に比較の方法がないのでしょうがない。
ただ、
感染者数は患者数よりも多く見積もられる
これは、間違いない。

新型コロナの感染者数は?

累計26,303人(2020年7月22日現在厚生労働省調べ)。

※上に述べた様に、患者数に直せばこれより少なくなるが、公表値が見当たらない。

インフルエンザの患者数は?

インフルエンザは、昨シーズンの累計推計受診患者数1,200,000(:国立感染症研究所「今冬のインフルエンザについて(2018/19シーズン)」)。

新型コロナ感染者数とインフルエンザ患者数を単純比較すると

1,200,000人/26,303人=45.6

なんと、インフルエンザが新型コロナの46倍だ

 

「まだコロナが発生して半年もたってなじゃないか」、

という意見があるかもしれないが、この差はものすごく大きい、と言わざるを得ない(半分に割っても23倍だ)。それに、感染者数>患者数なので、新型コロナの方が多めに見積られている。

矢作先生の見解

矢作先生は、以下のような見解を述べられている(原文抜粋)。

他の感染症がまったく取り沙汰されず今回のコロナだけ論うのはバランスが悪いです(Д)ノ。

……..人類は黴菌(ばいきん:ウイルス・細菌・黴など)を含めた様々な生物と共存することで種族として生存していく力を維持してきました。ふつうの生活をされていらっしゃる方々は、消耗性疾患などで抵抗力の落ちている人は別にして、種族生存の担い手としてむしろある程度のリスクを負いながら逞しく生きることを忘れないようにしたいものです。

おわりに

いかがだっただろうか?

驚かれた方も多いと思うが、データは嘘をつかないのだ。

是非直視して欲しい。

 

最後に、ボクの考えとして、決して新型コロナを軽視していい、と言いたいわけではない(そんなことを言う資格もない)。

単に、事実(明らかにされている数値)を示したかっただけだ。

 

そして…..、冒頭でも述べたように、この記事が、一歩立ち止まって自分自身で考えるきっかけになれば、と願っている。

 

 

朝から何をごたごた言ってる、ゴラ!!

ヒー、すぐパン焼きます。

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