Bluetoothイヤホン「Ear Fun Free Pro」レビュー|低価格なのに音質がスゴイ!!

雑記

ボクは、40代のころ、かなりのイヤホンオタクだった。

当時は、数か月に1度くらいの割合でネットなどで良さそうなイヤホンを見つけては購入するといった、俗に言う「イヤホンスパイラル」に陥っていたのだ。

「イヤホンスパイラル」って?: いろいろなイヤホンに目移りして、結局、自分にとって良いイヤホンが分からなくなり、延々と購入と検索を繰り返す現象のこと。

 

購入するイヤホンもだんだんと高額になって行き、最後のころは5万円以上はするUltimate Ears Triple.fi 10 PROやSENNHEISER IE500あたりにまで手を出してしまうことに……。

 

…..ただ、高価なイヤホンは、ヤフオクなどに出品すると購入価格と変わらないか、時にはそれよりも高くで売れていたので(特に限定品の場合)、財布が寂しくなることはなかった。

 

そんなこともあって、ボクの「イヤホンスパイラル」はなかなか終わることが無かったのだ。

 

 

 

…..そして、終わりの日は、突然訪れた。

 

前述したTriple.fi 10 PROに不具合が発生したため、交換依頼中のつなぎに2,000円くらいのイヤホンを買ったのだが、その音質よさに驚愕したのだ。

 

 

あれは、確かフィリップスのSHE9700だったと思うが、少なくともボクの耳には、代替品で送られてきたTriple.fi 10 PROと比較しても何ら劣るところが見いだせず、かえって低音の深さや音のメリハリは、SHE9700の方が上に感じたのだ。

 

もう、大ショックだった。

 

 

これは、Triple.fi 10 PROの性能云々よりも、ボク自身の耳の老化のせいだったのかも知れない。20歳を過ぎるとだんだん怪しくなって行く様だ(※ここでチェックできます ⇒ How old are your ears?)

 

……というわけで、ボクのイヤホンオタク時代は、数年で終焉を迎えたのだ。

 

最近は、安くてそこそこ評判の良いBluetoothイヤホンを年に1、2回のペースで購入し、散歩やジョギングのお供にしている。

 

そんな中、久しぶりに感動的な音に出会った。その音の持ち主は「Ear Fun Free Pro」である。5,000円台にしては性能抜群と評判がイイので、久々にポチってみた

 

※ボクの知る限りではAmazonが最も安く、5,999円に15%オフのクーポンが付いている(2021年6月19日現在)

 

 

……ということで、今回は、ブログ初のイヤホンレビューをしてみたい。

スペック

箱全体や開けてみた時の印象として、5,000円代のイヤホンとしては高級感を感じる。

スペックは以下のとおり。

  • Bluetoothバージョン V5.2
  • 対応Bluetoothプロファイル A2DP、AVRCP、HFP、HSP
  • 対応コーデック SBC、AAC
  • 再生周波数帯域 20Hz~20,000Hz
  • バッテリー容量
  • バッテリー容量 充電ケース:400mh、イヤホン:2×50mh
  • イヤホンの電池持続時間 最大7時間
  • 充電時間 充電ケース:約2時間、イヤホン:約1.5時間
  • 総重量 42g(イヤホン+ケース)
  • 通信距離 15m
  • 防水規格 IPX5
  • ノイズキャンセリング ハイブリッド方式
  • L/R片耳対応のTWS技術
  • 音声アシスタント機能

パッケージの内容

パッケージの内容は以下のとおり。

充電ケース(67×25×31㎜)とイヤホン本体。いずれも軽くてすごく小さい。それに、何気にカッコいい!!

左は取り扱い説明書(日本語、英語など6か国語)、右は保証書

保証書を開くと、30日間の無条件キャンセル、半年間の返品交換が保証されている。コレは有難い\(^o^)/。メルアドが示されているが、こっちから入ることも出来る ⇒ EarFunのセルフサービスページ

 

  1.  イヤーフック (S、M、L)
  2.  イヤーピース (XS、S、M、L)
  3.  USB-Cケーブル

こんな感じで整然とおさめられており、とても親切だ。

機能評価

以下、ボクが高コストパフォーマンスを感じた点を挙げてみる。

片耳機能が付いている

AirohaのMCSync技術により、左右いずれかのイヤホンを単独で使用することが出来る。この機能、今までに使っていたBluetoothイヤホンには無かったので、サイクリングなどで大変重宝している。

ノイズキャンセリングや外音取り込みモードが付いている

Ear Fun Free Proの大きな特長として、ノイズキャンセリングや外音取り込みモードがの付帯が挙げられる。前者は、内蔵マイクで周囲の騒音を拾い、ドライバーユニットから逆位相の音を発して最大28dBの騒音を低減する仕組みらしい。

ただ、自分の感覚では、ノイズキャンセリングは感動的と言えるほどではなかった。例えば、車のエンジン音など若干は抑えられるものの、しっかり聞こえてしまう(耳のせいかな?)。この部分はネットでも評価が分かれる様だが、「無いよりはまし」程度に考えておけば良いのかも知れない。

一方、外音取り込み機能はかなり優れており、車の音などはっきりと聞こえる様になる。これなら、交通量の多い場所を歩行していても安全性が確保できそうだ。

 

図の左側(L)タッチセンサーを3回タップすれば、順にアクティブ、ノイズキャンセリング、外音取り込みモードに切り替わる(切り替えの都度、ノーマル、ノイズキャンセリング、アンビエントサウンドの英語音声が流れる)。

低遅延モードが付いている

低遅延モードをオンにすると(上図のLを2秒間触れたままにする)、独自の処理により遅延が100ms以下になる。EarFun Free Proが対応するBluetoothコーデックの遅延時間は以下のとおりだ。

  • SBC:220ms±50ms
  • AAC:120ms±30ms

なので、低遅延モードによりかなりの遅延解消が期待できるだろう。

なお、低遅延モードは通信距離が短くなるという副作用を持っている。このため、動画やゲームなど、遅延が重要なシーン ではオン、音楽など、遅延が気にならないシーンではオフにするのが良さそうだ。

装着感がイイ

耳にあったイヤーピースを選べばかなりの装着感を確保することが出来る(後述する様に音にも関係するが)。ただ、装着の都度、イヤホンを少し回転させながらベストフィットの位置を決める必要がある。このあたり、少し慣れが必要かも知れない。

以上をクリアすれば、外れそうになる不安感を感じない抜群のフィット性を持つはずだ。走っていても外れそうになることはないし、小さくて軽いので、つけているとった感覚も忘れてしまう。

 

音質評価

この部分が最も書きたかった。なので、ここだけ読んでもらえれば、他はすっ飛ばしてもらっても全然構わない(いやホント)。

 

購入後、半日ほどエージングをしてから、最近のマイトレンド、「Shingo Nakamura」のサウンドを聞いてみた(イヤーピースはM)。その結果、本当にスゴク驚いてしまった。

この値段でこの音が出せるの?という感じで、何というか、久々に感動したのだ。

 

印象は、以下のとおりだ。

音量の大小にかかわらず、重低音の広がりが恰もコンサート会場にいるような錯覚に陥らせる。それでいてボワつかず、とても引き締まった音を出している。

解像感も非常に高い。

高音も、とてもクリアで伸びの良い音で奏でてくれる。全体としては、ややドンシャリ系の印象だが、それほど耳に刺さると言った感覚はない。

…..購入して2週間ほどが経過したが、音に慣れてきた感はあるものの、今でも印象(評価)に変化はない。

イヤーピースが耳に合わないと、装着感が落ちるだけでなく、低音もガタ減りする(それでも解像感の高さが損なわれないのはスゴイけど)。XS、S、M、Lの4種類を付属しているので、先ずは、自分に合ったイヤーピースをじっくり選んで欲しい。

 

なお、おすすめの音楽ジャンルは、クラシックなどの繊細な表現を楽しむよりも、ノリのいいサウンドかな?

まさに、ウオーキングやジョッギングにピッタリだと思う。

まとめ

以上、今回は、Bluetoothイヤホン「Ear Fun Free Pro」をレビューしてみた。

幅広い年齢層の方にマッチすると思うが、とりわけ、ボク(8,000Hzまでしか聞こえないジ〇イ?)くらいの耳をお持ちの方の参考になると思う。前述した様に、どこまで聞き取れるかはここでチェックできる ⇒ How old are your ears?

 

なお、若い方は、以下のレビューも参考になるかと思う。

ワタナベカズマサ「【衝撃の完成度】5,000円台で全部入りの完全ワイヤレスEarFun Free Proがコスパ最強更新した説」

 

今回、本当に久々の感動を味わったので記事にしてみた。

 

これをきっかけに40代のころに陥った「イヤホンスパイラル」が再発しない様に祈るばかりである(…..皆さんも道ずれ?)。

 

おわり

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