プロフィールにも書いたように、ボクは英語が得意な方だ。たぶん。
日常会話程度なら不自由しないし、TOEIC870点、英検準1級を持っているので、まぁ得意と言っても良いだろう。
また自慢話かい!
ひー(…..つか、自慢できる様な英語力ではない)。
それはイイとして、
ボクは、学生時代、英語が大嫌いだった。
今回は、そんなボクが、少しだけ「英語好き」になった経緯をお話したい。
学校時代の英語遍歴
以下、ボクの学生時代の英語遍歴だ。
中学のころ
通知表は、「2~3」をうろうろ(5段階評価)。
中学1年のころの最初の数回目までの授業は、物珍しさもあって、楽しかった。
” This is a pen.”
確か、これがボクの見た初めての英語だ(今も同じ?)。答えは…….
まあ、これは分かった、……と言うか、見れば分かるだろ(おこ)。
ということで、なーんだ、英語なんて簡単だあ!!!
…..しかし、
程なくして、授業が苦痛になって行った。
なぜか?
文法がわからない。
名詞、動詞、形容詞まではいい。
副詞もギリOK。
でも目的語、補語って?
現在完了??
関係代名詞???
SV?SVO??SVC???SVOO????SVOC?????
もう、何が何だか……
あと、単語が覚えられない。
こうなると、英文自体「ミミズがクネクネしている」ようにしか見えなくなっていった。
もう、授業中に当てられるのが怖くて、いつも下を見ていた。
…..と言うことで、早くも中学時代から、英語暗黒時代に突入した。
高校のころ
通知表は「5」(5段階評価)。
なんだ、自慢かい、…..と言われそうだが、違う違う!!最後まで、話を聞いて。
ボクの通った高校は工業高校だったので、一般入試では「そこそこの」大学への入学は厳しい。
…..なので、途中から推薦入学に的を絞り、狭〜い試験範囲の丸暗記に徹した。つまり、有り体に言えば、実力は無かった(その証拠に、模試では、見るも無残な成績だったのだから)。
他の教科も、全て丸暗記方式をとった(このおかげで推薦合格は勝ち取ったものの、大学に入ってから地獄を見ることに…..)。
大学のころ
社会人になってからの英語遍歴
大学を卒業後は、某県の公務員(技術職)に採用され、英語とは全く関係ない職場に配属された。
ここで7年間、楽しく勤めさせてもらった(英語から解放された日々♪♪♪)。
(諸先輩方は、こんな「空気読めない」部下をもって苦痛だったはず)
しかし、7年後に某研究機関に異動してから、じわじわと「英語」がすり寄ってくる。
研究は、ボクには向いていた様だ。
実験が楽しい。
論文書きもさほど苦痛ではない。
ということで…….
某大学院から、博士(農学)と言うものをいただいた(9年がかりなので、自慢にはならない)。
この前後から、じわじわと「英語」がすり寄ってきた。
まずは、国際学会発表である。
ドクターを持っている方はご存知かと思うが、国際学会発表は、どの大学も博士号授与の必須条件なのだ。
発表には口頭(オーラル)と展示(ポスター)の2種類があるのだが、ボクは当然に展示を選んだ。
でも、…..これでもキツかった。
外国人がきたら、スーッとボクのポスターから離れる。
如何にして自然に自分のポスター離れるか、説明者ではないフリをするかに全神経を集中した。
話かけれたら、終わり…..貝になる。
あー、情けない。
まぁ、なんだかんだで「英語ダメ人間」でもドクターを取ることは出来た。
まぁ、論文でグラフが読めればいいや、
…..と言う感じである。
しかし、それでも英語から逃れることは出来ず、その日がやってきてしまった。
…..「海外派遣研修」
これで詰んでしまった。
…..が、これが英語好きになる転機、でもあった。
英語好きになったきっかけ
私の職場の「海外派遣研修」は、2週間ほど海外の研究機関などを訪問して、色々と学んで帰って来ると言う、ありがたい制度だ。もちろん旅費は全額支給。
当然、人気があり、競争率は高い。
…..で、ダメもとで応募したら、通ってしまった。
…..この時まで、英語のことはすっかり忘れていた。
研修企画は、全て自分で立てることが義務づけられていて、飛行機、ホテルの予約から先方へのアポとりまで、全て自分でやらないといけない(もちろん英語で)。もちろん、ツァーはダメ。
二人ペアなのだが、二人とも英語はもちろん、宮崎弁以外は一切喋れない。
なのに、大胆にも、スエーデン、ドイツ、フランスの3か国を選んでしまった。それも、大学、研究所での情報収集、意見交換である。
現地の訪問先では、通訳をお願いしたが、それ以外は、通訳なしで、コミュニケーションをとる必要があった(相手の方との夕食など、仕事を除く全て)。
…..もう、全然ダメ。
何とか、言いたいことを伝えようとするも、いつの間にか、言葉が英語風の日本語になっている。
「わたーしは、おなかいっぱーいでーす」(← 英語のつもり)
…..悔しくて、もどかしい2週間だった。
色々な国の人たちと、コミュニケーションが取れるようになりたい。
思ったことを自由に話せるようになりたい。
……でも、少しでも何か通じると、ものすごくうれしく、帰ってからも、(少しの間だが)向こうで知り合った人たちと、手紙のやり取りをした。
.….これがボクが英語好きになるきっかけだ。
初めて自分の意志で英語を学習する気になり、それ以来、鬼の様に英会話教室(NOVA)に通う日々が始まった。
NOVAは安心の月謝制 まずは体験レッスン!
ボクの尊敬する名棋士、羽生善治さんの言葉である。
長くなったので、続きは次回に…..。
英会話上達のプロセス、あたりを考えている。
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