今回は、宮崎市内から最も近い(17㎞くらい)、景観を楽しみながら散策の楽しめる「加江田渓谷」をご紹介しよう。
ココは、自然探勝のハイキングコースとして、スゴク人気のあるスポットだ。自然観察会・キャンプなどのレクリエーションの場としても、四季を通じて親しまれている。
先週末久々に訪れ、渓谷のせせらぎと景観の織り成す神秘的な雰囲気にゆっくりと浸ることができた。
あらまし
どんなところ?
「加江田渓谷」は、わにつか県立自然公園内にあり、鰐塚山系、双石(ぼろいし)山系、徳蘇(とくそ)山系などの山に囲まれた渓谷だ。とても綺麗な水が流れており、夏には涼を求め、秋には紅葉も楽しむことができる。全長9.4kmの渓谷には、水の浸食によってできた千差万別の奇岩が点在しており、その美しさから、「日向ライン」とも呼ばれて親しまれてきた。
渓谷沿いの遊歩道は良く整備されていて、渓流を眺めながら森林浴を満喫できる。途中、ひょうたん淵やトロッコ軌道跡が続き、さらに先に進めば、硫黄谷、甘茶の泉、しばせき(伐採した木材を下流に運び出すために作られた堰跡)、静の谷、多目的広場へと続く。終点部には「椿山キャンプ場」が整備されている。
場所、アクセス
- 場所 宮崎県宮崎市大字鏡洲字家一郷(← Yahoo地図が開きます)
- アクセス: JR:日南線木花駅から車で約10分、車:宮崎空港から約20分
- 電話: 0985-21-1919 (宮崎市役所森林水産課)
- 駐車場: 加江田渓谷 丸野駐車場(ものすごく広い、無料)
見取り図
以下が「加江田渓谷」の見取り図だ。山系から流れる川沿いに、約9kmにわたって美しい渓谷が続く。
渓谷を散策
今回は、「硫黄谷休憩所」までの短いコースを往復した(1時間くらい)。
では、写真で振り返ってみよう。
「丸野駐車場」から入っていく。ライトグリーンに塗られた「宮崎自然休養林」の看板の右手から入る。
最初は普通の道っぽい。途中までは車が入れる様だ。
200~300メートルくらい歩くと、遠くに山々が見えてくる。
ココからは車両は入れない。ふと左下を見ると、公園がある。硫黄谷まではトイレがないので、ここで用を足しておいた方が良いかも知れない。
日当たりの良いところでランチをいただく。11月中旬にしてはそんなに寒くなく、空気も美味しい。
公園から100メートル付近で行き止まり?…..と思いきや、真ん中が互い違いになっていて、50センチくらいの隙間から通り抜けられる様になっていた。ここからは、自転車も含めて車両は通行禁止だ。
関所?を通り過ぎると、いきなり登山道らしい雰囲気になってきた。
このあたりから、「加江田渓谷」に入っていく。
最初の淵「からかさ淵」だ。
これかな?どこが「からかさ」なのか、良く分からない。
さらに、落ち葉を踏みしめつつ進むと、「宮崎自然休養林」の看板が…..。ここからが国有林で、九州森林管理局の管理下だ。
左下の「加江田川」が、だんだん渓谷らしい雰囲気になってきた。
2番目の淵「ひょうたん淵」だ。
なんとなく、淵の形がひょうたんっぽい?
先に進むと、渓谷が本格的になってくる。まさに「日向ライン」だ。
水が綺麗だ。せせらぎの音も心地よい。
右手にはスギが林立する。木漏れ日が心地よい。
オー、まさに「渓谷」だ!!実際は写真よりもずっと雄大に感じた。
懐かしいトロッコ軌道の跡が顔をのぞかせる。
3番目の淵「かに淵」だ。
これかな?なんにせよ、「渓谷」だ!!
約30分で「硫黄谷休憩所」に到着。ここには屋根付きの休憩所があり、階段を登ると広場やトイレもあった。
登山口にも繋がる様だ。
「硫黄谷休憩所」でのしばしの休憩後、帰路に付く。このあたりになると結構寒い。上着を持ってくれば良かった。皆さんはご注意を!
おわりに
「加江田渓谷」は、中高生のころ、友達と自転車で良く来ていた。ハイキングよりも泳ぎ(潜り)を楽しむことがメインだった様に記憶している。
あと、友達と渓流で川魚を釣って、その場で焼いて食べたり。いい思い出である。
次は、終点の「椿山キャンプ場」まで、往復18キロに挑戦してみようかな?
丸野駐車場横の公園で拾ったドングリ
おわり
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