もうすぐ夏休みだ。
遠い昔の子どものころは、マンガをたくさん読んだり、山にカブトムシ取りに行ったり、色々楽しみがあったが、今は…まぁ、どっか温泉にでも行って、ゆっくりとビール🍺でも飲もうかなって感じだ(いつも飲んでるけど)。
ボクの職場には、夏休みになると小学生たちがたくさん来る。皆さんも聞いたことがあるかも知れないが、いわゆる「木育」と言って、子どもたちに木の良さを味わってもらうためだ。
トシの行った当方としては、子どもたちに元気をもらう日でもある。
で、最初に必ず聞くことがある。
【ウチの職員】 「木を切って使うのは、かんきようをこわしちゃう、と思う子は手をあげてみて」
【ほぼ全員の子】 「はーい」
まぁ、予想どおりだ。
ここから半日かけて、フレキシブルな子どもたちを「洗脳」…..
いやいや
正しい知識として、「木を使うのはホントは環境にはイイ」ってことを、ゲームとか木工教室とかを交えながら、丁寧に、説明していく。
世の中の多くの方が、この様な子どもたちと同じ様に思っているのだろう。
ということで、今日のテーマに入る。
地球の大気はどんな構成なの?
環境破壊で最もやり玉に挙げられているのは、CO2(二酸化炭素)だろう。ほとんどの方は、これに同意するのではないだろうか?
グレタちゃんが急先鋒…..かな?
二酸化炭素がこのまま増え続けると、温暖化で多くの生物が絶滅する、とも言われている。
うーん、そうかなあ。
実は、46億年前に地球が誕生したとき、CO2の大気に占める割合は95パーセントだった。
で、今は、0.04パーセントしかない(窒素78パーセント、酸素21パーセント)。
何故、CO2がこんなに減ったのか?
それは生物が誕生したから
…..である。
木は何で出来ているの?
そう、
木はざっくり言えば…..
CO2で出来ている
厳密に言うと、
酸素44%、炭素50%、水素6%で構成されている。

どうして木を切ったらいけないのか?
木を切ったらダメ、と言う人たちが言うには、理由は、大きく分けて二つある様だ。
- 森林伐採などであちらこちらが禿山になってしまう。
- 折角CO2を貯めてくれているのに切ってしまったら、CO2が増えて温暖化が進んでしまう。
ホントにそうだろうか?
というか、皆さん、もうお分かり? の様に……
環境のために切った方がイイ木もある
上の2つの視点は、それぞれもっともに聞こえるかも知れないが、あまりにも一方向から見てしまっており、正しいとは言えない。
まず、下の図を見て欲しい。
これは、木の成長を示す図だが、木も人間と同じで、子どものうちはどんどん成長して行くが、だんだんと成長が鈍くなって、最後はなだらかに低下して行く感じだ。
そして、伐採して燃やせば、二酸化炭素に戻り、生物に生まれ変わるなどして輪廻転生を繰り返す。この辺りの話、興味あるかたは過去ブログをどうぞ。

で、木だけに輪廻転生して行くと考えると、以下の様な図になる。
この図は、だいたい50年周期で木を切り、ほぼ同時に植えて、住宅用材などとして使ったときの炭素蓄積量の推移だ。
凸凹を繰り返しているが、大きなくくりでは、炭素を蓄える量に変動はない。
この様なシステムがあれば、
「森林伐採などであちらこちらが禿山になってしまう」ことも「CO2が増減する」こともない!!
そして、鉄などの金属資源と違い….
「木は唯一の再生可能な資源」
なのだ。
ポイントは、以下の2つだ。
1 きったら植える
2 使う
国産材を使おう
ほんで、このようなシステムが出来上がっているのが、国産材なのだ。
下の図を見て欲しい。
青い棒が人工林(成長したら伐採して使うための森林)、紫の棒が天然林(自然公園などの保護すべき森林)だ。
日本では、青い棒(人工林)しか使っていない。そして、その量は、年々増えているのだ。
人工林は、環境のためにも切って使ったた方がイイ、のだ。
言いたいことは、
木(国産材)を使うと環境にイイのだ
どんどん国産材を使おう!!!!
…..ということで、きょうは終わり。
こんなとこでぐだぐだ言わんで、ロンブン書いとけ!!
ひー
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