コロナ禍に陥って早や1年半が経過しようとしているが、いまだに収束の兆しが見えてこない。
…..いや、それどころかマスコミやネットなどで情報が入り乱れ、もはや騒乱状態…..、カオスの様相を呈している(最近この言葉がボクのお気に入り)。
いずれにせよ、この期に及んで政府がどうのこうの、マスコミがどうのこうの、医療体制がどうのこうの不平不満を言っても始まらないし、何より「自分の身を守る」ことは出来ないだろう。
…..さて、「自分の身を守る」という視点から留意しておきたいのは、医師が軽症と判断した場合は「自宅療養(or ホテル等)」が原則となる、という点だろう。
この「自宅療養」の前提として「呼吸困難はなく肺炎の所見を認めない」(軽症)という条件が示されており、その一つの目安として、肺から酸素をしっかり取り込めているかどうかを示す「血中酸素飽和度(SpO₂)」の基準値が示されている。「厚生労働省,国立感染症研究所等のホームページ」
この「血中酸素飽和度(SpO₂)」は、「パルスオキシメーター」という小さな機器を使って測定する。
なにそれ?
…..と思われる方も、アイキャッチを一見して
「それ知ってる!!」
…..と気付かれるのではないだろうか?。
これを持っていれば、素人でも自宅療養中に中等症や重症化への移行が判別出来るらしいのだ。
……ということで、今回は、「パルスオキシメーター」のあらましや役割について、簡単に解説してみたい。
「パルスオキシメーター」ってなに?
「パルスオキシメーター (pulse oximeter)」 とは、検知器(プローブ)を指先に装着し、脈拍数と「血中酸素飽和度(SpO₂)」 をリアルタイムでモニターするための医療機器のことだ(下図参照)。日本語では「経皮的動脈血酸素飽和度測定器」と呼ぶ(Wikipediaより抜粋)。
…..少し分かりやすく言うと、皮膚の上から光を当て、動脈血の「赤み」を測定する機器らしい(開発したのは日本人なんだそうだ)。
これによって、肺から酸素をしっかり取り込めているか否かを確認することができる、というわけだ。
コロナとの関連は?
コロナの恐ろしいところは、高齢者などの場合呼吸困難の自覚がないまま呼吸状態が悪化する…..と言った状態に陥る可能性があることだ(この状態を「幸せな低酸素血症(happy hypoxia)」と言うらしい)。
このため、感染からしばらく経って、気づいたときにはかなり呼吸状態が悪くなっていることがあるのだ。
冒頭でも述べた様に、現在、軽症者の主な療養場所は自宅やホテルとなっており、家でも早期に呼吸状態の悪化を見落とさないようにする必要がある。
そこで最近注目されているのが「パルスオキシメーター」…..というわけだ。
※目からうろこが落ちていますか?
「パルスオキシメーター」で動脈血の赤みを測定することにより、肺から酸素をしっかり取り込めているか否かを測ることができる。その指標が「血中酸素飽和度(SpO₂)」で、「厚生労働省,国立感染症研究所等のホームページより」では最大値を100%として各症状の指標を設定している。
この指標から、中等症や重症化の判断基準を見てみよう。
…..さて、中等症や重症化の判断は?
以下、「血中酸素飽和度」を記号(SpO2)のみで示す「厚生労働省,国立感染症研究所等のホームページより」。
軽症
呼吸器症状なし、または咳のみで呼吸困難なし。いずれの場合であっても肺炎所見を認めない。
この状態であれば、多くが自然軽快するが、急速に病状が進行することもある。
中等症(呼吸不全なし)
中等症(呼吸不全あり)
重症
自宅療養の限界は?

おわりに
- まずは愛用のパルスオキシメーター(dretec OX-200)で…..


- ついでに、愛用のスマートウォッチ(Bearoam F15)で
アタマは重症だな(www)
…..やかましいわ!!!(….聞こえないように)
おわり
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