陸マイラーとは、飛行機に乗らずに航空会社のマイルを貯める人たちのことをいう。
ボクは、陸マイラーの仲間入りをさせてもらったおかげで、この1年半弱で、ANA (全日本空輸) 30万マイル以上、ついでにSNA (ソラシドエア) 13万マイル以上も貯めることが出来た(アイキャッチの写真がANAマイル、以下の写真がSNAマイルの証拠写真である)。
- SNAのマイル。ワールドプレゼントの63780マイルと併せると、合計138624マイルになる(2020年5月16日時点)
- ワールドプレゼント(SNAマイルに交換すると、63780マイルになる)
このうち、ANA30万マイルもあれば、ファーストクラスの欧米旅行1往復(2名)が可能となる
(ちなみに、当たり前に、ファーストクラスを使って欧米に行くと、通常はペアで400万円以上するらしい)。
また、SNA13万マイルもあれば、宮崎〜東京、沖縄間を6往復もできる。
….で、ここまでたまったところで、
「どこ行こうかな~」
…と迷ってるうちに、コロナ騒動が始まった。
どこへも行けない(泣)。
….ということで、どうせ暇なので(ふてくされ…)、陸マイラーの仲間入りをさせていただくことになった経緯を、以下に綴ってみたい。
きっかけは?
一年半ほど前、職場の若手職員(以下、N君と呼ぶ)とソウル出張した帰りに仁川空港で体験した「ある出来事」が、ボクを陸マイラーの世界に誘うきっかけとなった。
チェックインや出国手続きを済ませた後、
N君が…..「スギたろうさん、一緒にラウンジ いきましょか?」
…..と、何やらいかがわしそうなところにボクを誘ってきた。
「え?朝からそんなところ、不謹慎だし、…ダメだよ」
(…..と、心の中で言いつつ)、彼に付いていったら、ボクの知らない世界が目に飛び込んで来た。
そこには、かつて悪友のM氏に(無理矢理)連れて行かれた、あのラウンジ ではなく、テレビでしか見たことのない素敵な空間が広がっていた。
とにかく高級感に満ち溢れており、人びとがくつろいだ雰囲気で、朝のバイキングや飲み物などを楽しみながら、それぞれの時間を楽しんでいる(まあ慣れている人にとっては、「なに言ってんだ、このおっさん(じじい…かな?)」てなことになるだろうが…..)。
以下は、その一部である。(←こちらのサイトから引用させていただいた)
このように、いつもの空港待ち合い室とは雲泥の差!!
…..ひとしきり、朝食と軽くビールを楽しんだ後、
ボク 「ここ、いくらくらいするの???」
N君 「2人とも無料ですよ」
ボク 「え、どうして???」
N君 「ボク、ANAのSFCカードを持ってるんで😃」
ボク 「???」
N君 「 えっとですね、……..(以下、理解不能)。まあ、話せば長くなるので、ネットでSFCカードとかANA修行とかでググってみて下さい 」
…..という感じで、ボクの知らないワードが次々に出て来るので、ほとんど、ちんぷんかんぷんだった???
簡単にまとめると、こういうことらしい。
SFCカードとは
「Super Flyers Card(スーパーフライヤーズカード)」の略称。
このカードは、ANAが発行するクレジットカードの一つであり、所有しているだけで上級会員(ANAプレミアムメンバー)と同等の扱いを受けることができる。しかも、1回取得してしまえば、生涯に渡って権利の消えない、スゴイカードである。
参考までに、SFCカードの特典を書くと、以下のようになる。
- 国内線座席指定の優先
- 予約時の空席待ちの優先
- 優先チェックインカウンター(これ、なんともいい感じ…..らしい)
- 手荷物受取の優先
- 専用保安検査場の利用
- 手荷物許容量の優待
- ANAラウンジの利用(今回のように、スターアライアンス加盟航空会社ならOK)
ANA修行とは
SFCカードを手に入れるために、特定の条件を満たすべく努力することを「ANA修行」と呼んでいる(なのでSFC修行とも呼ばれている)。
本題ではないので、かいつまんで言うと、SFCカードは大変魅力的ではあるが、取得するためには、たくさん飛行機に乗る必要がある。しかも1年間の期限付きで、40〜60万円程度の経費も必要になる様だ。
(いずれも、理系マイラーさんのブログで詳しく説明されているので、興味があればこちらを参照して欲しい。)
正直、この歳で「修行」はきつい、と思った。
…..でも、マイルを貯めるために飛行機に乗る必要はない、と言う点には、ものすごく興味が湧いた。
だって、貯めたマイルで修行するよりも、楽しんだ方がイイもん(…と「じじい」がぶりっ子してみる)。
…….かくして、ボクの陸マイラー生活が始まった。2018年秋のことである。
長くなったので、続きは次回に…….
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