ボクは、見た目も振る舞いも騙され易そうなのか、良く怪しい声がかかって来る。
そういえば、大学受験で上京した日、駅の構内で、若い女性が
「明日はお時間ありますか?」
と聞いてきた。
ボク「明日は受験の日なので…..」
女性「○○先生の貴重なお話を拝聴しないと後悔しますよ。明日の朝、ココに来てね!」
ボク「えーと…..」 (心の声:綺麗な人だなあ)
…………
親父 「スギたろう、行くぞ!!」
手を引っ張られた。
あと、確か高1くらいの頃、兄を訪ねて広島を訪れた時、駅の構内で、中年の男性が、
「君、何してるの?」
と聞いてきた。
ボク「えっと…..」
男性「おじさんと一緒にどっか行こか?」
ボク「え?」 (心の声:?????)
…………
兄 「スギたろう、行くぞ!!」
手を引っ張られた。
若いころ、何か危機的なところで、この二人のどちらかに助けられた様な気がする。
たくましくなった今は、隔世の感を禁じ得ない…..
なにを寝ぼけたことを、運が良かっただけだろ!!!
ひー (お約束)
今回の手口
以下は、この数日の間に「楽天」から送られてきたメールである。
さて、ここで問題。
上の3つの中で、一つだけ詐欺(フィシング詐欺)のメールがある。
どれでしょうか???????
ピッ ピッ ピッ ………ブー。
はい、制限時間。
答えは一番下のメールだ。
このメール、ちょっと開けてみよう。いかにも本物っぽく作ってあるが…..
え?本物でしょって????
いやいやいや、そんなあなたは、もうすでに……
こうなってます。
だって、良く見ると日本語が変だ(「設定しました。とその理想」って???)、
それに、送信者のメルアドが、こんなふざけた名称なんだもの(下の写真参照)。
分かりやすいですよね(笑)
このメールの場合、「こちらをクリック」を押してしまったら、
「いらしゃいませ~」。
となるだろう。
典型的な手口
フィッシング詐欺の手口で一番多いのは、クレジットカード会社や銀行からのお知らせと称したメールなどで、巧みにリンクをクリックさせ、あらかじめ用意した本物のサイトにそっくりな偽サイトに利用者を誘導するというものだ。
そして、クレジットカード番号や口座番号などを入力するよう促し、入力された情報を盗み取ろうとする。
今回も典型的な部類で、「重要なお知らせ」とか「本人確認」など、いかにもクリックしたくなる様な文言が並んでいる。
まとめると、以下の様な特徴があるので、注意して欲しい。
- 日本語がおかしい
- 本文にサイトのリンクが含まれている
- 「あなたのアカウントはブロックされます」などといった、脅迫めいた文言が含まれる
- 送信元は有名企業である
引っかからないためには?
最低限、以下を厳守することで、ほとんどは防ぐことが可能だろう。
- 宛先に自分以外の複数の受信者(メールアドレス)が入っているメールは開かない。
- メールに記載されているリンクからネットバンクにアクセスしない。
- メールに記載されているリンクやURLはクリックしない。
- 不明な添付ファイル(zip、PDF など)は開かない。
- 適切な証明のないオンライン企業や雇用主に銀行口座などの情報を提供しない。
- どうして気になる場合は、先に、配信元となっている企業や個人に直接連絡を取る。
引っかかたらどうする?
万が一、不審なメールに記載されているURL(ここでは「こちらをクリック」)をクリックしてしまったら、速やかに下記の対応を行って欲しい。
- ただちに無線LANをOFF(スイッチor設定)にする/LANケーブルを抜く
- セキュリティソフトウェアでPC内を検査し結果を確認する(オススメのリンクを以下にはっておく)。
- PCにインストールしているウィルス対策セキュリティソフトウェアの会社に相談する
- 電子メールのIDとパスワードを変更する
- 関係する銀行やクレジットカード会社に連絡する
- 友人全員に連絡し、犯人があなたのメールアカウントから連絡することを防ぐ
- 都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口 に相談する

終わりに
これら以外にも、悪いやつらの手口は実に巧妙で、それも多種多様に渡っている。
特に、心の隙間だったり、精神的な弱みだったり、虚をついたり、あの手この手である。
慌てさせるのが手口なので、この様なケースでは、まずは
「ゆっくり深呼吸」
してから対応しよう!!
ではまた!!
お休みなさい。
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