ロードバイクを購入してから約7か月が経過し、毎週の様にあちこち楽しく駆け回っている。
ただ、購入当初からこの楽しさに水をさすこと(気になってしょうがないこと)があった。
それは「盗難」の恐れである。
ママチャリの場合は、通常、カギさえかけていれば「盗難」が気になることはないのだが、ロードバイクはそうは行かない。軽いのに高価なこともあり、アイキャッチ画像の様な事態が容易に想像できるからだ。
ボクの場合、愛車から目を離すのが怖くて、ごく最近まで、サイクリングの途中カフェやコンビニ等に寄ったことはないし、それどころかトイレ休憩時でさえも、入口付近の目の届くところに置いて用を足す始末であった。
はて、何か良い方法はないか?
あれこれ検索していたら、「防犯ブザー」が効果的との情報がいくつかあり、「これだ!!」…と大喜び\(^o^)/!!
…と言うことで、早速購入したので、その特徴や使用感などを中心に解説してみたい。
盗難防止法のあれこれ
まず、軽く一般的な盗難防止法を解説しておきたい。
自宅では?
「自宅内保管」は、そこそこのお値段のロードバイクを所有してる人なら当たり前かもしれない。これには、車体を傷ませない等メンテナンス等の理由が挙げられるが、当然に防犯効果も最大限に発揮される。
ちなみに、ボクはリビングに置いているが、今ではすっかりインテリアの一部として溶け込んでいる(眺めながらのビールが美味しい)。
外では?
カギをかける
これは当たり前だが、効果的なかけ方は以下が良く知られている。
- カギは2個使う(U字ロック、チェーンロックなど異なる種類の鍵の組み合わせが効果的)。
- 頑丈なフェンスなどの固定物にくくりつける(これを「地球ロック」と言うらしい)。
停める場所にも注意
これも当たり前だが、自分は以下の点に注意している。
- 出来るだけ、ロードバイクが視界に入るところに停める。
- 人通りの多い場所(繁華街など)での駐輪は避ける(これは盲点かもしれないが、他人に関心が行き届かなくなるためだ)。
- 出来るだけ、路上や駐輪場に停めるのは避ける(泥棒から見れば、駐輪場は品定めができる格好の場所らしい)。
以上挙げてみたが、自宅外では、どうあがいても「取られるときは取られる」だろう。泥棒の技術は半端ないらしいのだ。
防犯ブザーはどう?
そんな中、冒頭でも述べた「防犯ブザー」の存在を知り、調べる中で効果が絶大なことを知った。
早速購入して現在使っているが、感想に入る前に「防犯ブザー」の特徴について概説しておこう。なお、種類については、「痛勤エスケイプ」さんのHPで詳しく解説されているので、そちらを参照して欲しい。
良いところ
あくまでも、上に挙げたうちの「施錠」を満足することが前提だが、プラスアルファとしての防犯ブザーの効果は「絶大」との声が多い。
その最大の理由は、泥棒やいたずらをしようとロードバイクを揺り動かした瞬間に、「けたたましい音が鳴り響く」ことである。
想像してみて欲しい。衆人環視のなか、たたましい音の中で作業を続けることが出来る(勇気のある?)泥棒は殆どいないだろう(持ち主がスイッチを切らない限り鳴りやまない)。
これだと、上で述べた〝停めない方が良い”とした路上や人通りの多い場所は、むしろ効果的な駐輪場所になるはずだ。
気を付けたいところ
以下、気を付けたいところを列記する[私が購入した「単体タイプ」(※次項で詳しく説明)をベースに]。
- 本体(写真左)の取り付け位置は、サドルやステム下などの目立たないところにしたい(消音技術が無いとも限らないし、油断させた方が効果的)。
- ただし、サドルバッグの中はお勧め出来ない(不安定だし、音がこもってしまう)。
- リモコン(写真右)の誤操作に注意(ポケットに入れていたら身体の動きでスイッチが作動してしまう)。
- リモコンを持ち運ぶ際は、絶対に無くさないこと(あなたが泥棒になります)。
- 駐輪する際は、車体の安定が確保される場所を選ぶ(風などに反応すると慌てることになる)。
どんなものなの?
ボクが買ったのは、「単体タイプ」(防犯ブザーセキュリティアラーム)だ。…なので、ここではこの製品をメインに解説する。
構成は?
左から本体、リモコン、取付用ドライバー、ストラップ、ピック、両面テープ。
これら以外に取説もあるが、英語のみの記載だ(字も小さいし、読むのがめんどくさい)。たいていの方は説明書なしでもなんとか設定は可能と思う(ボクも殆ど読んでいない)。
特徴は?
- 113dB超音量振動アラーム:これはかなりの大音量である。何度かテストしたが、全然慣れない(とても心臓に悪い)。
- 設置が簡単:小さくて配線の手間もかからない。両面テープやストラップによる取り付けなので非常に簡単。
- 7段階振動感度:各感度は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音で確認できる。工場出荷時の初期設定は最高感度(ドの音)だ。
取り付けは?(ストラップの場合)
- 場所を決める(サドル下、トップチューブの下、ステムの下などが候補だろう)。
- ストラップをアラーム上部の穴に(左右に)通す。
- 設置位置に結びつける(ボクは下の写真の様に〝ステムの下”を選んだ)。
- リモコンを使って作動確認と調整を行う。
使ってみた感想など
取り付け後、早速数十キロ走行し、途中買い物に立ち寄ったりした。
一番の感想は、やはり「安心感」が全然違う点だ。
以下、具体的に書いてみる。
駐輪して施錠(地球ロック)、その後スイッチON(下の写真の丸いボタン)。するとかん高い音が1回(施錠音?)。周囲の人がビックリしそうな音だ。これは、持ち主によっては「恥ずかしい」と感じるかも知れないが、ボクは「警告音」としてかなり有効と感じた(人手が多いところでは何人かが振り返った)。
実際動かしてみると、軽く動かしただけで1回の警告音に続き、「けたたましい音」が鳴り響く。コレが本当にスゴイ音で、泥棒も一目散に退散しそうだ(音量調整は可能だが、ボクはデフォルトのまま変えていない)。
以上により、短時間であれば施錠しなくても良いかも?(…これは自己責任で)。
ただし、注意点もある。
上のお話の続きになるが、ボク自身、分かっていても「けたたましい音」は心臓に悪い。止める場合は、上の写真の上から2番目(解錠)ボタンを押すのだが、テストする場合、どこか人のいないところでやった方が良いだろう(家でやったら👹に怒られた)。
気になったのは、前にも述べた「駐輪の仕方」である。しかっり安定させないと、風などで揺れただけで「けたたましい音」が鳴り響く。特にロードバイクが視界から離れる場合、結構気になったしまう(盗難よりも風などで動かないか心配)。リモコンから10~20m程度の距離なら解錠が可能な様だが、それより離れる場合は近づかないと解錠できないので、注意が必要だ(今のところ、サイクルラックに乗せたままONする勇気はない)。
…これは慣れるしかないのかも?
おわりに
今回は、ロードバイク乗りを一層楽しくするためのグッズとして「防犯ブザー」の特徴や使用感などを中心に解説してみた。
今回紹介した以外にも、アラームロックタイプ(鍵そのものに防犯用センサーが内蔵されている)やテールライトと一体型の「防犯ブザー」など色々なタイプがある様なので、お好みと予算に応じてご検討されてはいかがだろうか?
…ということで、今回の投稿が少しでもロード乗り仲間のお役に立てれば嬉しい。
おわり。
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