日曜日の宮崎は、快晴で、雲一つない青空が広がっていた。
朝から遠くで運動会の歓声らしき音がチラホラと…..
こりゃ絶好の散策日和だ!!
……と言うことで、今日は久々に宮崎市西部にある「生目古墳群史跡公園」に行ってきた。
生目古墳群史跡公園ってどんなところ?
歴史
「生目古墳群」は、約1700年から1400年前(古墳時代前期~後期)にかけてつくられた古墳群(豪族のお墓)で、その規模は九州でも最大級らしい。100mを超える前方後円墳もあり、昭和18年に国指定史跡になるなど、以前から注目されてきた古墳群だった。
このような背景から、宮崎市制70周年記念事業の一環として史跡の整備事業が始まり、「生目古墳群史跡公園」が誕生した(宮崎市教育委員会HPより)。
概要
生目古墳群
生目古墳群は50基の古墳で構成されており、公園内には、前方後円墳8基、円墳25基がある。その中の1号墳、3号墳、22号墳は全長が100mを超える規模を誇る。古墳時代前期において、九州最大の古墳群であったらしい。当時、この生目古墳群に埋葬された人物は、かなり大きな力を持った人物であったと考えられている。また、南九州独特のお墓の形である地下式横穴墓も多く発見されている(宮崎市教育委員会HPより)。
公園施設
公園内には、広さ9000平方メートルの芝生広場や高さ10mの展望台、休憩用のあずま屋3箇所、トイレ2箇所も備えている。木々もたくさんあるので、木陰でお弁当を食べたり、隣接した「生目の杜遊古館」を見学したり、楽しめる観光地、市民の憩いの場となっている。
生目の杜遊古館
「生目古墳群史跡公園」に隣接する「生目の杜遊古館」は、宮崎市内の遺跡から出土した遺物の展示や、子どもたちがさまざまな体験を通して「生きる力」を身につけるための体験学習を行っている。その概要は、以下のとおりだ。
- 電話 0985-47-8001
- 時間 午前9時~午後4時30分 ※入館は閉館の30分前まで9:00~16:30
- 休館日 毎週月曜日(祝祭日の場合は開館)、祝祭日の翌日(土曜・日曜・休日にあたる場合は開館)、12月29日~1月3日土日祝日のみ
- 料金 入館料無料
アクセス
「生目古墳群史跡公園」場所については、以下の地図を参照して欲しい(これも宮崎市教育委員会HPより)。
今日の散策
先ずは、公園の見取り図を見ていただこう。
ぐるっと一周すれば30分~60分くらいのコースなので(「生目の杜遊古館」を除く)、古墳巡りをしながらちょうどイイ散策が出来る。
では、出発!!
駐車場は下の段にある。50~60台ぐらいは止められそうだが、一杯になったのを見たことはない。高台なので、遠くに鰐塚山山系など絶景を望むことが出来る。
駐車場から階段を上ると、目の前に芝生広場の光景が飛び込んでくる。
芝生広場に沿って遊歩道を右方向に歩いていくと、17号墳があった。木々に覆われていて、説明板が無いと分からないかも?
17号墳の向かい側に19号墳があった。これも似たような雰囲気だ。
13号墳の前には、それを守る様にお地蔵さんが並んでいる。
昭和18年に国の指定史跡に指定された様だ。
遊歩道に沿って進んでいくと…….
右手に跡江の風景が広がってきた。遠くに宮崎市街が見え、少し左には平和の塔が顔をのぞかせる。
表面をたくさんの小石(葺石=ふきいし)に覆われた5号墳。
3号墳。大きすぎて良く分からないが、長さ137m、高さ11mもの規模だ。
3号墳を西に進むと、遠くに展望台が見えてくる。
近くで見ると、こんな感じ。
展望台から西方向を眺める。生目の方向だ。
展望台から東南の方向を眺める。遠くに芝生広場が見える。
芝生広場の東側遊歩道を通って駐車場へ。14、15号墳を見ておわり。
おわりに
以上、「生目古墳群史跡公園」を説明してきた。
私的には、こういう歴史を感じさせる場所を散策するのは大好きだ。
どう言ったらいいか…..、神々しい自然のなかに溶け込むような感じ?…..とにかく、心が洗われる様な感じで、とても心地よい。
この公園も、宮崎市中心部から車で20分程度と近いので、日ごろのストレス解消に、家族サービスに足を運んではいかがだろうか?
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